田中幸、結城千代子【著】/大塚文香【絵】
身の回りのものはすべて自然の原理や法則のもと成り立っています。
役に立たないと思われがちな中学・高校で習うブツリが、 実はさまざまな道具がもつ「用の美」の基礎になっているのです。
本書は、誰もが一度は使ったことのある生活道具を「ながす道具」「さす道具」「きる道具」「たもつ道具」「はこぶ道具」の5つの章に分け、物理を専門とする教師ふたりが、ああでもない、こうでもないと呟きながら、 道具とブツリの面白い関係について語ります。
難しい公式や計算はいっさい出てきません。
点で突き刺すフォーク、慣性の法則で水を切るざる、無限の刃渡りをもつピザカッター、空中の支点でてこを動かすハサミ…etc.
紀元前に生まれたスプーンや車輪など、 今なお変わらない道具の形やしくみにもう一度目を向けることで、長い年月を経ても廃れない道具のデザインや機能が見えてくることでしょう。
(出版社紹介文より)
※ギフト包装不可
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大塚文香
イラストレーター。
1989年滋賀県生まれ。
HB Gallery File Competition vol.30 永井裕明賞。
挿絵や装画などのイラストレーションを中心に活動中。
- サイズ
- 20×10cm(A5変形)
- 仕様
- コデックス装/272ページ/オールカラー